|独創的な発想から生まれるパンの数々
THE CITY BAKERYの創業者モーリー・ルービンは、休暇のために訪れたフランスで6日間のペイストリー教室を受講し、パンづくりに目覚めます。そしてそのままパリのベーカリーで数ヶ月修行したのち、NYに帰国。修行先を探すも「自分はもっと面白いベーカリーが作れる」という思いから、THE CITY BAKERYは始まります。パンをつくり、チャーミングな商品名を考える。またお店のインテリアからパッケージの一つ一つまで、型にとらわれることなく純粋にモノづくりを楽しみ続けたモーリーの姿勢は、日本各地に広がるTHE CITY BAKERYの随所でも受け継がれています。
大阪、東京、福岡、名古屋、京都など、それぞれの地域のベーカーは、地場の食材を取り入れたり、地元の方々に喜んでもらう商品づくりにも力を入れています。例えば、日本一号店の大阪では、定番人気のNYレシピ商品「メイプルベーコンビスケット」と「コーンブレッド」をドッキング。その豪快な発想と「メープルベーコーンブレッド」と笑いを誘うネーミングは大阪ならでは!お隣の京都では、抹茶黒豆チャバタ」や「抹茶マカダミアクッキー」など地元のお茶屋さんの抹茶を使用したしっとりとした佇まいのパンがお出迎え。少し飛行して福岡では、ソウルフードの明太子にガーリックでパンチを加えた「明太ガーリックバター」がショーケースにアクセントを効かせています。
| パンに合うコーヒーを考える
THE CITY BAKERYにとって、モーリー・ルービンが開発したNYレシピ商品をはじめ、日本で生まれた数々のオリジナル商品やご当地商品など、個性あふれるラインナップは自慢の一つです。しかし、その自慢のパンに合うコーヒーの味わいを決めることは容易ではなく、オリジナルブレンドを一緒に開発してくれるパートナーを探す中、出会ったのがOBSCURA COFFEE ROASTERSでした。「街に根ざしたコーヒー屋さん」として三軒茶屋に3店舗と焙煎所を展開するOBSCURAは、世界各地のコーヒー農園を直接訪問し、買い付けた特別な品質の豆を特性に応じて焙煎しています。「日本各地にお店を展開しながらも、様々なものをハンドクラフトで提供しているTHE CITY BAKERY。コーヒーもバリスタが一杯ずつ丁寧に淹れていることに共感しました」と当時のことを振り返る焙煎家の柴さんとTHE CITY BAKERYのオリジナルブレンド開発が始まりました。
幾度となく試飲を繰り返し目指したのが「パンとの相性がよく、それだけでも美味しいコーヒー」。パワーのあるTHE CITY BAKERYのパンを食べながら、最後まで美味しい、すっきりとした透明感のあるオリジナルブレンドが完成しました。バランスのとれた甘さを意識することで、コーヒーだけでも美味しく飲める一杯に。その甘さを引き出すためにブレンドしている2種類の豆のうち、ニカラグア産はナチュラル精製を適用。もう1種のタンザニア産を加えることでボディ感とふくよかな味わいが生まれます。ベーカリーでありながら、美味しいコーヒーを提供したいと考える両者の思いの詰まった一杯となっています。
| 焙煎家に聞く、ドリップバッグコーヒーの美味しい淹れ方
日本上陸10年の記念日を迎える2023年4月24日。THE CITY BAKERYの全店でドリップバッグコーヒーをお客さまにプレゼントいたします。そこで焙煎家柴さんに、お家でも簡単にできるドリップバッグコーヒーの美味しい淹れ方を聞きました。
お湯とカップがあれば、手軽にどこででも美味しいコーヒーが楽しめるドリップバッグコー
ヒー。パンをテイクアウトすれば、ご自宅でゆったりとしたカフェタイムをお過ごしいただけます。そこで、ドリップバッグコーヒーをより美味しくお召し上がりいただくためのポイントをご紹介。
① 200ccのお湯を準備。温度は90℃前後が理想のため、電気ケトルで沸かす場合は、沸いてから少し待って淹れる(熱すぎると苦味が出てしまうので注意)
② 味わいを引き出すため、第一投は10秒―20秒はしっかり蒸らす。
③ 蒸らし終わったら、200ccを2-3回分けて淹れる。(すっきり仕上げたい場合は、分けずにゆっくりと入れ続けるのもおすすめ)
| THE CITY BAKERYのバリスタが日々淹れる一杯
産地の厳選、精製、焙煎と同じくらい重要となるのが抽出方法。パンと同じでコーヒーも、湿度や水質など少しの環境の違いが味わいに影響を与えてしまいます。そこでTHE CITY BAKERYではOBSCURA COFFEE ROASTERSと共に、マシンの定期的なメンテナスを実施。美味しい味わいのコーヒーを安定して全店舗で提供できるよう心がけています。また抽出してから直接お客さまにお渡しする大切な役目を担うバリスタの育成にも取り組んでいます。
バリスタ統括が日頃から全店舗を周り、コーヒーをはじめとするドリンクメニュー全体のクオリティをチェックしながら、若手のバリスタに日々の課題をヒアリング。年に数回、全国のTHE CITY BAKERYから集まるバリスタ会合で、解決策を協議したり、新メニューの作り方を伝えたりと、直接対話する機会を設けています。
遠く離れた大陸のコーヒー農園の生産者、焙煎家の思いを乗せて各店に届けられるコーヒー豆。”この味”と芯を持ったブレンドコーヒーだからこそ、その味を理解し、日々向き合う中で少しのブレにも気付けるように意識を持っていくことをTHE CITY BAKERYのバリスタたちは、大切にしています。お客さまの手元に届くまでを徹底して考え抜かれた一杯を、ぜひお近くの店舗でお楽しみください。
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